■2007年05月05日(Sat)
遠き日の暗黒的思い出とか
相変わらず実家ではやることがなくて暇でした。
PSPを持っていったけど、ソフトが少なくて即効飽きちゃったし。
コレだけだとなんなので、3年前くらいにデジカメに撮ってた写真で茶濁。
とりあえず実家においてきたファミコンソフトの一部なんかです。
中央に怪しいカートリッジ群が写ってますが・・・
コレらはコピーカートリッジです。どう見ても違法ですが、なんでこんなモノがあるかという話を。
もう20年以上前のことですが、わたしが確か5歳くらいのときに
近所の本屋で突然、このファミコンソフトコピーサービスなるものが始まりました。
大きなモニタに、そのときコピー可能なゲーム画面を映し出したりしてて、かなり
大々的に行っていました。当時、ディスクシステムのサービスが開始されたことも
あって、任天堂が新しいサービスを始めたのかと思ってました。
当時はソフト一本が大体3〜5000円だったと記憶してますが、このコピーサービスだと
一本1500円で購入することができました。もちろん取説はついてないのですが。
普通のゲームソフトを一本買える値段でコピーソフトが3本買えるので、
親もこのコピーソフトを買うときは財布の紐がゆるみがちで、気軽に買ってもらえた
ことを覚えています。ほかの家庭でも同様だったらしく、当時この本屋のコピー
サービス(違法)コーナーはかなり盛況で、いつも近所の子供たちがたむろしてました。
ちなみにうちにはこのコピーソフトがたしか10本以上はあります。
もちろん当時のわたしは著作権の著の字も知らなかったので、このサービスが
合法的なものだと信じきっていました。遠くから従兄弟が遊びに来たときなんかに、
従兄弟に「なんだこの謎カセットは!?」とかいわれても、何で知らないんだろう?
と謎に思っていました。
まあ当時は今に比べてソフトウェアの著作権に関する一般人の認識なんて、今に比べて
殆どと言っていい程なかった時代だと思いますし、親達も特に疑問も抱かず買って
あげてたんだと思います。わたしも高校生くらいになってやっと、任天堂がこんなモノ
許可するわけがないということを理解したのですが。。。
上の写真をとったのがだいぶ前なので詳しくは確認できないですが、このコピー
カートリッジを発売したメーカはJAPAN MICRO COMPUTERというとこらしくて、
カートリッジの名称は"SUPER REPEATABLE 〜"ということですが、会社名ググっても
ほとんど情報は得られませんね。本屋の店主はどこでこんなモノを手に入れてきたのか
謎ですが、よく海外旅行とか行ってたみたいでしたので、おそらくどこかアジアの
胡散臭い店でかってきたんでしょうね。
2〜3年くらいたって、わたしが小学校1年生か2年生くらいのときに、ひっそりと
このサービスは終了しました。警察かなにかから注意を受けたのか、それとも単純に
流行らなくなったのかは今となっては不明ですが。20年前なので、もう時効ですねw
この本屋の店主は今は元気に八百屋を経営してますよ。うちの父の幼馴染なんですが。
とまあ、長くなりましたが、遠い昔の幼少時代の思い出の中に真っ黒な事象があったという話。
あ、今日はティア行ってきました。創作本を読み漁るのはたのしーですね。